先日信号待ちをしていた時の話。
目の前には中国人、横にはアラブ人、後ろには白人。 みんなそれぞれ友達と話をしながら信号を待っている。 それぞれが母国語をしゃべっているから何を言ってるかさっぱり分からない。 英語だけは耳に慣れているので入ってくるが、それでも車の喧噪と他の言葉にかき消され 内容までは分からない。 そんな日常の一コマ、でもこれまではそれが特別な事のように感じていた。 けれど、ふと思った。 それってごく当たり前の事なんじゃないかと。 日本にいれば周りはほぼ日本人。言葉も文字も食べ物も習慣も一緒。 意識せずとも全ての言葉が耳に入ってくる。 いちいち考えなくても皆、共通の常識を持っている。 そういう意味ではとても楽。 でもそれって実はすごいことで、そんな国ほかにあまりないんじゃないだろうか? 地球にはいろんな民族がいて、それらが一緒に住んでいるのだからいろいろ違うのは至極当然。 そんな当たり前の事がすんなり受け入れられるまでに2年かかった。 コメントの受け付けは終了しました。
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Author池田 学(いけだ まなぶ) Archives
8月 2013
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