羽鳥書店 Web連載&記事
  • HOME
    • ハトリショテンだより >
      • 近刊新刊 案内
      • 図書目録
    • 人文学の遠めがね
    • 憲法学の虫眼鏡
    • 女川だより
    • 石巻だより
    • バンクーバー日記
  • 李公麟「五馬図」
  • ABOUT
  • OFFICIAL SITE
  • HOME
    • ハトリショテンだより >
      • 近刊新刊 案内
      • 図書目録
    • 人文学の遠めがね
    • 憲法学の虫眼鏡
    • 女川だより
    • 石巻だより
    • バンクーバー日記
  • 李公麟「五馬図」
  • ABOUT
  • OFFICIAL SITE
画像
​​バンクーバー日記は2013年8月に62便にて終了いたしました。ご愛読いただきありがとうございました。
アメリカ・ウィスコンシンへと場所を移し、「マディソン日記」を連載中です。

第6便 地震

3/12/2011

 
11日に起きた大地震、被災された方も大勢いらっしゃると思います。
また直接ではなくとも、両親や知人が被災地におられるなどして心配なさった方も多い事でしょう。
皆様のご無事と、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
 
ここカナダでも地震の様子はリアルタイムで放映され続け、津波が車や家屋を呑み込みつつ
田んぼに押し寄せてくる映像が繰り返し流れていました。
その映像のあまりの衝撃に息が止まる思いでした。
 
日本から遠く離れた外国で、祖国が大災害に見舞われている映像を見るという事が、
これほど辛く、哀しい事だとは思いもよりませんでした。
自分は直接宮城や福島の街を訪れた事はないので、そこは本当は知らない土地なのだけれど、
 
呑まれていく車が、樹が、家が、田んぼが、自分が慣れ親しんだ日本そのもののように思えてならず、
日本全土が沈んでいくのを見ているようで、ただただ体が震え、茫然自失でした。
 
たぶん日本にいた時にはこのような気持ちにはならなかったと思う。
離れていることで、祖国への強い思いが自分にも眠っていたのだという事実にも衝撃を受けました。
ニュースはやがて、いつカナダに地震が到達するかという話題に変わり、翌日には到達した津波
(といってもさざ波みたいでした)を数人のカナダ人が見てるという映像が流れていました。
 
バンクーバーは地震がほぼないらしく、ダウンタウンの高層ビル群は総ガラス張りで耐震構造も無いみたいです。
もし地震がくればひとたまりも無いとか。
 
高層マンションの3階に住んでる僕は、自分の頭上に23階分のコンクリートが乗ってる
と思うだけで怖くて身が竦む思いです。
 
 
繰り返しになりますが、今回の地震で亡くなられた方のご冥福と
被災された方の一日でも早い救助と復興を、心よりお祈りいたします。

コメントの受け付けは終了しました。

    Author

    池田 学(いけだ まなぶ)
    画家。1973年佐賀県多久市生まれ。98年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。2000年同大学院修士課程を修了。 2011年1月25日より1年間、文化庁の芸術家海外研修制度でカナダのバンクーバーに滞在。バンクーバーへは、奥さんと2歳の長女も同行。2012年3月に再渡航。2013年夏にはアメリカ・ウィスコンシン州マディソンに場所を移し、美術館で滞在制作を開始。

    『池田学画集1』 
    ミヅマアートギャラリーの作家紹介

    Archives

    8月 2013
    7月 2013
    6月 2013
    4月 2013
    3月 2013
    2月 2013
    1月 2013
    12月 2012
    10月 2012
    9月 2012
    8月 2012
    7月 2012
    6月 2012
    5月 2012
    4月 2012
    3月 2012
    2月 2012
    1月 2012
    12月 2011
    11月 2011
    10月 2011
    9月 2011
    8月 2011
    7月 2011
    6月 2011
    5月 2011
    4月 2011
    3月 2011

    Categories

    すべて
    池田学のバンクーバー日記 目次

    RSSフィード

Copyright © 羽鳥書店. All Rights Reserved.