映画批評家・三浦哲哉による、書き下ろし『ハッピーアワー』論。2015年に公開され話題となった、濱口竜介監督の映画『ハッピーアワー』(5時間17分)について、丁寧かつスリリングにその映画的仕組みの深さと魅力を解き明かし、映画史の中に位置づける。渾身の意欲作。
四六判 並製 176頁予定 2018年5月中旬刊行予定 [目次] 序 第一章 重心 第二章 台詞 第三章 変化 結論 『ハッピーアワー』のあとに見たい映画リスト [著者プロフィール] 三浦哲哉(みうら・てつや) 1976年生まれ。青山学院大学准教授。映画批評・研究、表象文化論。著書に『映画とは何か──フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)、『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)。共著に『ひきずる映画──ポスト・カタストロフ時代の想像力』(フィルムアート社、2011年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ──映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。月刊『みすず』誌上で「食べたくなる本」連載中。最新刊に、石岡良治との共編著『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(フィルムアート社、2018年3月)。 |
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