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​​バンクーバー日記は2013年8月に62便にて終了いたしました。ご愛読いただきありがとうございました。
アメリカ・ウィスコンシンへと場所を移し、「マディソン日記」を連載中です。

第1便 いざバンクーバーへ

3/4/2011

 
こんにちは。池田学です。
1月25日から約1年間、文化庁の芸術家海外研修制度で、家族3人バンクーバーに来ています。
ここで感じたことや見たことなど、時々書いていこうと思います!
 
まず最初に、どうしてバンクーバーなのか。
 
理由はいろいろありますが、一番はやはり、自分の絵のテーマに重なる部分が多いという事。
僕は自然界と人間界の関わりをテーマに制作しているんですが、大都市と大自然が隣接している
場所がどういう景色をしていて、そこで暮らす人たちがどういう形で自然と向き合っているのかを
この目で見てみたいと。
 
そして日本とはまったく違ったスケールの自然。
僕はどちらかと言うとこまごました日本の山や川が好きで、どーんと視界の開けた海なんかは退屈しちゃうんですが
(視覚的になにも無いから)、じゃあカナダ位でっかい自然を見てもやっぱり何も感じないのか。
それとも震えるくらい感動するのか。

多分きっと感動するんじゃないかな……
なんというか空間の深さに。
後は英語。
海外で展示をする事も、海外からのお客さんがギャラリーに来て話す機会もだんだん増えてきたので、
自分の作品の事くらいは自分の言葉で話したいし、相手がどう思ってるかも知りたい。
だから英語圏の国っていうのは僕にとって重要でした。
 
それからアウトドアスポーツが盛んなこと。
日本でも、週に一回はクライミングやスキー、釣りなどをしていた僕にとってアウトドアは
遊びの域を超えた、むしろ沢山のアイデアを閃かせてくれるなくてはならない存在。
 
いったいどんな光景が目の前に広がって、どんな絵が出来るんだろう。
今からワクワクです!
 
……と1年前なら明るく答えていたのだが、
出発の日にちが迫って来るとそれはだんだん不安に変わり。
果たして本当に異国で1年もやっていけるんだろうか…
妻と2歳の子を抱えて…
 
ともあれこうして僕らはカナダに飛び立ったのでした。

コメントの受け付けは終了しました。

    Author

    池田 学(いけだ まなぶ)
    画家。1973年佐賀県多久市生まれ。98年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。2000年同大学院修士課程を修了。 2011年1月25日より1年間、文化庁の芸術家海外研修制度でカナダのバンクーバーに滞在。バンクーバーへは、奥さんと2歳の長女も同行。2012年3月に再渡航。2013年夏にはアメリカ・ウィスコンシン州マディソンに場所を移し、美術館で滞在制作を開始。

    『池田学画集1』 
    ミヅマアートギャラリーの作家紹介

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