こんにちは。池田学です。 1月25日から約1年間、文化庁の芸術家海外研修制度で、家族3人バンクーバーに来ています。 ここで感じたことや見たことなど、時々書いていこうと思います! まず最初に、どうしてバンクーバーなのか。 理由はいろいろありますが、一番はやはり、自分の絵のテーマに重なる部分が多いという事。 僕は自然界と人間界の関わりをテーマに制作しているんですが、大都市と大自然が隣接している 場所がどういう景色をしていて、そこで暮らす人たちがどういう形で自然と向き合っているのかを この目で見てみたいと。 そして日本とはまったく違ったスケールの自然。 僕はどちらかと言うとこまごました日本の山や川が好きで、どーんと視界の開けた海なんかは退屈しちゃうんですが (視覚的になにも無いから)、じゃあカナダ位でっかい自然を見てもやっぱり何も感じないのか。 それとも震えるくらい感動するのか。 多分きっと感動するんじゃないかな…… なんというか空間の深さに。 後は英語。
海外で展示をする事も、海外からのお客さんがギャラリーに来て話す機会もだんだん増えてきたので、 自分の作品の事くらいは自分の言葉で話したいし、相手がどう思ってるかも知りたい。 だから英語圏の国っていうのは僕にとって重要でした。 それからアウトドアスポーツが盛んなこと。 日本でも、週に一回はクライミングやスキー、釣りなどをしていた僕にとってアウトドアは 遊びの域を超えた、むしろ沢山のアイデアを閃かせてくれるなくてはならない存在。 いったいどんな光景が目の前に広がって、どんな絵が出来るんだろう。 今からワクワクです! ……と1年前なら明るく答えていたのだが、 出発の日にちが迫って来るとそれはだんだん不安に変わり。 果たして本当に異国で1年もやっていけるんだろうか… 妻と2歳の子を抱えて… ともあれこうして僕らはカナダに飛び立ったのでした。 コメントの受け付けは終了しました。
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Author池田 学(いけだ まなぶ) Archives
8月 2013
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