先日地元で開催されたフェスティバルに参加してきました。 夏の間の2週間、毎年行われているイベントで、数多くの出店が海岸沿いに並び、 野外ライブなどもあって、沢山の人で賑わいます。 僕はその中の一画、ウエストバンクーバーミュージアムのテント内スペースを借りて、 画集の販売と、紹介もかねてのデモンストレーションを一日だけやらせてもらいました。 僕にとっては初めての屋外制作。 作品は今描いているモスクワビエンナーレ用の絵。 当日は快晴で目の前の海から吹く潮風の気持ちいいことと言ったら! テントの中も広く快適。 この青空の下、細かいペン画をちょこちょこ描くのが妙にアンバランスな気分。 普段の制作では音楽や会話が全く気にならないので、別に緊張もしませんでしたが 始まってみていくつか想定外の事案が。 まず一つは気持ちの良いそよ風でインクが乾きやすくなってしまって、 なかなかスムーズに線が引けない! そして見てる人の英語が逆に気になってしまって(なんて言ってるのか、 そっちに集中力が持っていかれて)作品にフォーカスできない。 これは予想外でした。 お客さんはフェスティバルを見に来た人達とあって、圧倒的に一般の方が多い。 予想はしていたにせよ、僕が描いていても無関心の人や、 描いてるところは見ても、目の前に置かれた画集は手に取らない人も多く、 いわば完全なアウェー状態にちょっと落ち込むことも。 それでも中には興味を持ってくれる方もいて、いろいろと質問されたり、 紹介された新聞記事を持ってこのためだけに来てくれた人もいて、 終了時刻までには5冊がめでたく買われていきました。 朝10時から夕方5時まで、あっという間でしたがとても貴重な経験ができました。 次の土曜日にもう一度やることになっています。 次はどんな人たちが来てくれるか楽しみです。 コメントの受け付けは終了しました。
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Author池田 学(いけだ まなぶ) Archives
8月 2013
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