カナダの交通ルールの日本とのもっとも大きな違い。 それは…… 信号が赤でも人がいなければ進んでいいのであ~る!! それはちょっと言い過ぎですが、 具体的に言うと、赤信号でも右折に限り、人や直進車がいなければ曲がっていいということ。 こっちは右側通行なので、日本でいうところの左折です。 でも赤ですよ? 赤は止まれと幼いころから叩き込まれてきた僕らには、いくら行ってもいいよと言われても 躊躇しちゃうもの。 ほんとにいいんですか?って。 だからといって右折レーンで赤信号で止まっていたら後ろからクラクション鳴らされるし。 「ヘイ、どうした、早く行けよ!」って。 もうドキドキです。 でもこっちの人達は歩行者にはとっても穏やか。 僕らはよくベビーカーで散歩するんですが、路地や信号のない道路など、 ほぼ100%の確率で止まって渡るまで待っててくれる。 日本だったら車が過ぎるのを待ってから渡るってことが多いんだけど、 こっちではまるっきり逆。人が優先。 しかも笑顔で「行きなさい」とジェスチャーしてくれるもんだからこっちもつい笑顔に。 いいことですね。 見習いたいものです。「The ゆとりある運転」 それから車と同じくらい多いのが自転車です。 僕は自転車も買ったんだけど、自転車ルールも厳しいですね。 道路には自転車レーンがあり、そこを走らなければいけない。 日本みたいに歩道を走ったりできないんです。 ヘルメットの着用も義務だし、駐輪もそこらへんに停めて……というわけにはいかない。 いたるところに駐輪用のちょっとしたスペースが設置されているのでそれを使います。 まあ自転車の盗難が意外に多いので、適当に停めてるとあっという間に盗まれる と思いますが…… 交通ルールがあるのはどこの国でも同じだけど、それをしっかり守るかそうでないかで 街の景観や雰囲気もずいぶん違うように思います。 特に交通ルールにおいてはカナダ人の誠実さがよく表われていて、 皆きちんと守っている感があります。 バンクーバーが世界一住みやすい街と評される一つの要因かもしれませんね。 コメントの受け付けは終了しました。
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Author池田 学(いけだ まなぶ) Archives
8月 2013
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