11日に起きた大地震、被災された方も大勢いらっしゃると思います。 また直接ではなくとも、両親や知人が被災地におられるなどして心配なさった方も多い事でしょう。 皆様のご無事と、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。 ここカナダでも地震の様子はリアルタイムで放映され続け、津波が車や家屋を呑み込みつつ 田んぼに押し寄せてくる映像が繰り返し流れていました。 その映像のあまりの衝撃に息が止まる思いでした。 日本から遠く離れた外国で、祖国が大災害に見舞われている映像を見るという事が、 これほど辛く、哀しい事だとは思いもよりませんでした。 自分は直接宮城や福島の街を訪れた事はないので、そこは本当は知らない土地なのだけれど、 呑まれていく車が、樹が、家が、田んぼが、自分が慣れ親しんだ日本そのもののように思えてならず、 日本全土が沈んでいくのを見ているようで、ただただ体が震え、茫然自失でした。 たぶん日本にいた時にはこのような気持ちにはならなかったと思う。 離れていることで、祖国への強い思いが自分にも眠っていたのだという事実にも衝撃を受けました。 ニュースはやがて、いつカナダに地震が到達するかという話題に変わり、翌日には到達した津波
(といってもさざ波みたいでした)を数人のカナダ人が見てるという映像が流れていました。 バンクーバーは地震がほぼないらしく、ダウンタウンの高層ビル群は総ガラス張りで耐震構造も無いみたいです。 もし地震がくればひとたまりも無いとか。 高層マンションの3階に住んでる僕は、自分の頭上に23階分のコンクリートが乗ってる と思うだけで怖くて身が竦む思いです。 繰り返しになりますが、今回の地震で亡くなられた方のご冥福と 被災された方の一日でも早い救助と復興を、心よりお祈りいたします。 コメントの受け付けは終了しました。
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Author池田 学(いけだ まなぶ) Archives
8月 2013
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