先日まで暑かったバンクーバーも10月に入り、気温も急激に下がって
再び長雨の季節に入ろうかというところです。 毎日重苦しい雲に覆われ、週刊天気予報も見事なまでの曇りマーク。 ただしこの時期は予報が難しいのか、朝方曇っていても午後は晴れてきたりして、 嬉しいサプライズがあることもしばしば。 なんとかこれが冬まで続いてくれればいう事ないのですが。 さて秋といえばサーモンの季節! フィッシングが大好きな僕にはたまらないシーズンの到来です。 太平洋から様々な種類のサーモンが続々と川を遡ってきています。 ざっと紹介すると、 チノックサーモン(キングサーモン)、 チャムサーモン(鮭)、 ソッカイサーモン(紅鮭)、 コーホーサーモン(銀鮭)、 ピンクサーモン(カラフトマス)。 とにかくアメリカ、広い!
高速道路を行けども行けども、いっこうにつかない。 いや実際には4時間ほどだから、距離にすれば大した事はないんだけど、はるか先まで まっすぐに続く道を見ながらの運転は、想像以上に「果てしない感」を人に与えるもので。 そしてその景色の広大さ! 北海道も広いと思ったけど、ここに比べれば「狭くはない」という感じでしょうか。 日本人が考える「広い」感と、アメリカ人が考える「広い」感は絶対に違うはず! そりゃあ正面からぶつかってもかなわないなと、ぶつかった事もないのに 妙に納得してしまいました。 やがてシアトルの街が。 バンクーバーから南に下がってきた分、随分暑く感じる。陽射しもさらに強いような。 夕方近かったので、散歩がてら街を歩いてみました。 2泊3日でシアトルの知り合いのお宅まで行ってきました。
シアトルまでは車で4時間近くのドライブ。 バンクーバーから高速で1時間。まず見えてくるのは第一関門ともいえる国境のゲート。 ここで入国審査を受けなくてはならない。 8ヶ月前の空港での審査を思い出し、ついつい無口になる車内。 頭の中ではあらゆる質問を想定し、答えを考え、イメトレを繰り返す。 見た目は高速道路の料金所と同じ、出すのはお金ではなくパスポート。 日程や目的など簡単な質問をされ、促された場所に車を止め、降りてオフィスへ。 扉を開ければ待ってました、この雰囲気。 みんなこわばったような面持ちで並んでいる。 そしてこれまた必ずといっていいほど会う、不安げな日本人仲間。 今回の人は特に顕著で、かすれた声で何事か話しかけてきた。 どうやらツアーバスの乗客のようだ。 答えるこっちも平静を装ってはいるが、内心他人のことまで構っていられない。 ブルーベリーピッキングに行ってきました。
それまでブルーベリーと言えば、「高い」「すっぱい」というのが僕の印象で、 目に良いから食べた方がいいんだろうなと思ってはいても、なかなか手が出せずにいたのでした。 ところがカナダではそのブルーベリーがとにかく安い。 しかも大きくて甘く、日本のとは別物かというくらいに違う。 もうすっかりブルーベリーの虜です。 ピッキングでは、お店で買うよりさらに安くて新鮮! ということでたくさんの人が訪れます。 中には一年分採って帰る人もいるというほど。 みんな思い思いのバケツを持って出発。 ビクトリアに行ってきました。
バンクーバーからフェリーに乗って約2時間、バンクーバー島の南に位置する ブリティッシュ・コロンビア州の州都です。 イギリスの面影が色濃く残り、いたるところに花が咲き乱れる美しい街。 街中や庭園で、たくさんの花々を見て歩きました。 最近はよくビーチまで散歩します。
家から歩いて10分ほどの所にあるイングリッシュ・ベイという砂浜は、 朝、夕には静かな時間を楽しむ市民がのんびりと海を眺める場所。 僕は特に夕方、日差しが弱くなってからの時間が好きです。 これは本当に起こったこと。
8月、ある日の夕方の事です。 家族3人で街中を運転中、ある交差点に差し掛かると人々の悲鳴が。 何事かと窓を開けて見るも、交通渋滞と人の多さでよく見えず。 とその時、バックミラーに後ろから歩いてくる血まみれの男女が映ったではないですか。 そのあまりの流血に車内はパニック、何が起こったのかと男女が歩いて行った先の 交差点を凝視するも、詳細はよくわからず…… ああこれはまた暴動が起きたのだなとラジオをつけようとした矢先、 前の車が動いて僕らは交差点へ。 そしてそこで見たものは。 話はちょっとさかのぼって6月中旬。 ヨコハマトリエンナーレのための作品制作と並行して描き始めたもう一つの作品、 それがこれです。 これは9月から開催されるモスクワビエンナーレのためのもの。 サイズはだいたい60×60㎝。 これのためにほぼ7、8月はスタジオと家にこもりっきりの毎日でした。 苦労した甲斐もあってなかなかかっこいい絵ができたように思います。 タイトルは「漂流者」。 先日地元で開催されたフェスティバルに参加してきました。
夏の間の2週間、毎年行われているイベントで、数多くの出店が海岸沿いに並び、 野外ライブなどもあって、沢山の人で賑わいます。 僕はその中の一画、ウエストバンクーバーミュージアムのテント内スペースを借りて、 画集の販売と、紹介もかねてのデモンストレーションを一日だけやらせてもらいました。 |
Author池田 学(いけだ まなぶ) Archives
8月 2013
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