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​​東日本大震災(2011年3月11日)の震源地に最も近かった宮城県の牡鹿(おしか)半島。その付け根に位置する女川町を中心に、半島一帯を取材してまわる記者の出会いの日々を綴ります。老親の帰りを待つ人がいます。幼子の帰りを待つ人がいます。ここに暮らす人々の思いに少しでも近づけますように。──小野智美

第46便 漁師さん親子と<6> 虹色のカメ   第5話 卒業

10/21/2017

 

 2014年3月8日。
 ようやく氷点下を脱し、0.5度まで気温が上がった朝9時。
 女川中の体育館で吹奏楽部が『Time to Say Goodbye』の演奏を始めます。
 第1回卒業式です。
 大きな拍手が迎える中、胸にコサージュをつけた3年生67人が入場します。
 
 卒業証書を手に席へ戻る智博君です。
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​ 答辞を読み上げるのは、女川中の初代生徒会長、竣哉君。
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​ 式直前にインフルエンザにかかって寝込み、ひと晩で書き上げた答辞は、こう始まります。
 「覚えていますか? 私服で学校に登校していたあの日。まるこ山ホールに山と積まれた段ボールがあったあの頃。空の下に歌声が響いていたあの瞬間。そんな思い出を両手いっぱいに握りしめて駆け抜けた私たちの3年間が今日、終わろうとしています」

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    Author

    小野智美(おの さとみ)
    朝日新聞社員。1965年名古屋市生まれ。88年、早稲田大学第一文学部を卒業後、朝日新聞社に入社。静岡支局、長野支局、政治部、アエラ編集部などを経て、2005年に新潟総局、07年に佐渡支局。08年から東京本社。2011年9月から2014年8月まで仙台総局。宮城県女川町などを担当。現在、東京本社世論調査室員。


    ​*著書

    小野智美『50とよばれたトキ──飼育員たちとの日々』(羽鳥書店、2012年)
    小野智美編『女川一中生の句 あの日から』(羽鳥書店、2012年)
    『石巻だより』(合本)通巻1-12号(2016年)

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